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自動車とバイク、自転車の出会いがしらの衝突事故

1.自転車やバイクの被害者は亡くなったり大けがを負うと加害者側の言い分に反論できない

十字路交差点で自動車とバイク(自転車)が出会いがしらに衝突するケースでは、バイク(自転車)に乗っていた被害者は大きな怪我をしたり、最悪の場合には亡くなってしまいます。バイクや自転車の場合、乗員の身体が無防備なため、特に重大な結果に結びつきやすいのです。そのため、交通事故の状況について話せない場合が多いのです。そして、 しばしば、自動車の運転者は次のような弁解をします。

「自分はスピードを出していなかった。バイクが猛スピードで交差点に入ってきた。」「自転車がいきなり飛び出してきた。猛スピードだった。」

大嘘かもしれません。自分に都合よく記憶しているだけかもしれません。しかし、加害者の言い分が事実と違う場合でも、被害者は話すことができません。「それは違う。こちらはゆっくり交差点に入ったんだ。」と言い返すことができないのです。

 

 2.被害者側はどのように反論をするか

はねられた被害者の頭が加害者運転の自動車のフロントガラスにあたり、フロントガラスにはひび割れができています。これを検証することで、加害者の自動車と、被害者のバイク(自転車)の速度の違いを判断できる場合があります。

 下のような状況を考えてみましょう。自動車が真横から自転車に衝突する直前の状況です。

このように自動車が自転車に衝突すると、自転車の乗員は、自動車のボンネットに乗り上げ、頭部がフロントガラスに衝突します。

自動車の速度が自転車の速度よりもずっと大きい場合、次のように、頭部がほぼ真横に飛ばされます。

自転車が自動車の速度とほぼ同じ場合には、次のように頭部が斜めに飛ばされます。

このように頭部が飛んだ軌跡で、自動車と自転車の速度の比がわかるのです。

自動車には自転車と衝突した際の傷が残っています。傷が合致するように自動車と自転車を付け合せると、自転車に乗っていた人の衝突した瞬間の頭の位置がわかります。また、フロントガラスのヒビを見ることで、頭がどこにぶつかったのかもわかります。

この2つをつなげば、被害者の頭がどのような軌跡を描いて飛んだのかが分かります。

具体的には、下のように作図をします。L1、L2,L3の3つの線分で三角形を描きます。

L1は自転車が走行した軌跡です。自転車の移動方向に平行になっています。

L2は自動車が走行した軌跡です。自動車の移動方向に平行になっています。

L3は自転車の乗員の頭部がフロントガラスに当たるまでの軌跡です。

L1の長さとL2の長さの比が、衝突時の自転車の速度と自動車の速度の比になります。

 例えば、下の図のように、L2の長さがL1の長さの5倍になる場合、自動車の速度は自転車の速度の5倍だったことがわかります。

一方、下の図のように、L1とL2の長さがほぼ同じ場合には、自動車の速度と自転車の速度もほぼ同じだったことがわかります。

3.手法の普遍性

これは、警察の鑑定実務で用いられるオーソドックスな手法です。以前、私が専門家にお願いした私的鑑定意見書でも、この手法が用いられていました。そして、加害者側の自動車の速度が、被害者のバイクよりもずっと速度が出ていたとの結論が導き出されていました。

しかし、交通事故を多数手がけ経験豊富なはずの相手方の弁護士は、「こんな手法が一般的かどうかも分からない。」と開き直りました。裁判官も同調し、「そうですね。一般的に用いられる方法かどうかわかりませんしね。」という始末です。相手方弁護士の狙い通りです。ずっこけてしまい、力が抜けたのを覚えています。 

慣性の法則やベクトル分解が血肉のように身についている理系の方々からすれば、手法云々以前の、自明のことかもしれません。しかし、司法は私のようなド文系の世界です。

4.文献

この手法については、下記の文献で解説されています。

・捜査官のための交通事故解析【第3版】牧野隆編著 208ページ

・交通事故解析の基礎と応用 山崎俊一著 134~135、162~163ページ

いずれも、警察官等の捜査関係者に向け、しかるべき実務家により執筆された書籍です。 こういった文献も一緒に示すことで、裁判官に安心してもらえるのです。

本記事は、バイクや自転車の側面から自動車が衝突した場合について説明しましたが、バイクが自動車の側面に衝突した場合については、下記記事をご参照ください。

 

バイクや自転車が事故に遭った場合、脳を損傷する危険が大きいです。脳の損傷については、こちらの記事もご参照ください。

 

 

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