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骨折が新しいかどうかが問題

1.骨折は早期発見できた方がいい

交通事故後、しばらくしてから脊椎に骨折が見つかることがあります。

最初に行った病院では発見できなかったのに、後から別の病院で診てもらったところ、椎体が骨折していることが発見できた、そういうケースがよくあります。当事務所に相談に来られた方でも、そういう方が立て続けに2人いらっしゃいました。

骨折によって椎体がつぶれると、圧迫骨折になります。圧迫骨折については、もともとあった古い骨折なのか、事故によって生じた新しい骨折なのかが争いになります。

事故による新しい骨折であれば11級以上となります。一方、交通事故以前からの古い骨折であるとされてしまうと、後遺障害に該当しないとして切り捨てられたり、後遺障害が認められたとしても14級どまりになったりします。新しい骨折であると認められるかどうかで、後遺障害等級が大きく変わります。

したがって、骨折は早期に発見できた方がいいのです。

 

2.骨折が新しいか古いかをどうやって判断するのか

骨折が新しいか古いのかについては、レントゲンで判断できる場合もあるようです。レントゲンで見て、骨が癒合していなければ新しい骨折だと考えられるからです。また、レントゲン写真で撮影した椎体の前縁部がスムーズなのか、それともギザギザなのかでも判断できる場合もあると言われます。なぜなら、骨にはリモデリングというすごい機能があるからです。骨折から時間が経過すると、骨折したギザギザな部分が吸収されて、スムーズな形に生まれ変わるのです。まだ骨がギザギザなままだと、新しい骨折ということになります。

しかし、一番確実なのは、MRIです。新しい骨折の場合、椎体の中に出血が残っています。これが映るのです。

3.MRIによる撮影のススメ

MRIでも、T1強調画像というタイプの撮影では、他の椎体が黒っぽいのに、新しい圧迫骨折は黒っぽく映ります。T2強調画像では、逆に、他の椎体と比べて、骨折した椎体が白っぽく見えます。

なお、T2強調画像で白っぽく見えているのに、加害者側保険会社からは、「出血じゃなくて単なる脂肪ですね。」と反論される場合があります。そのような反論に備えるためにも、脂肪をあまり映らないように映す「脂肪抑制法」という撮影方法があります。「脂肪抑制法」では脂肪は映りませんが、浮腫や出血が映ります。その方法で、椎体の中で出血していることがより明確にわかるのです。

いずれにしても、大切なのは交通事故からできるだけ早くMRIを撮ることです。交通事故後すぐにMRIを撮影していればいいのですが、交通事故からだいぶ時間がたってMRIをとった場合、すでに出血が消えてしまっており、古い骨折と区別がつかなくなります。交通事故によって骨折が生じていたかもしれないのに、証明できなくなってしまうのです。

背中の痛みが取れない場合には圧迫骨折の可能性を疑い、MRIを撮るべきでしょう。背骨の出っ張りを上から順番に一つ一つ軽くたたいていくと、折れているところで痛みを感じるとも言われます。

もっとも、痛みが出ない人もいますから、交通事故後には念のためMRIをとるようにした方が、無難だと思います。

MRIでも、古いものは、画像が不鮮明な0.5テスラというタイプのものになります。1.5テスラ以上のMRIでとるようにしてください。

 

4.実例

当事務所に相談に来られた方は、搬送先の病院でも、通院先の病院でも骨折との診断を受けていませんでした。法律相談の際に、痛みが全然収まらないとおっしゃっていたので、別の病院でMRIをとってもらったところ、背骨(胸椎)に骨折が見つかりました。

現在は転院し、適切な治療を受けています。どうやら、圧迫骨折にはならず、上手にくっつきそうとのことでした。後遺障害も残らなそうで、何よりでした。

以下の記事もご参照ください。

示談交渉や訴訟になった場合の流れについては以下を参照ください。

 

 

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