交通事故で通院が終わってしばらくすると、保険会社から示談の提案があります。
示談に応じると、そこで交通事故の賠償は解決となります。
いったん示談に応じてしまうと、後で示談内容について不満が出ても、やり直しがきかなくなります。
「あんな低い額で示談するんじゃなかった。」と後悔しても、どうにもならないのです。したがって、保険会社からの提示案が妥当なのか、自力である程度判断ができるようになりたいところです。
ですが、示談内容が妥当なのか、相場通りなのかについて、自分で判断するのはそれほど簡単なことではありません。
物の価格(相場)なら、通販サイトやインターネットの比較サイトで容易に調べることができます。しかし、交通事故の示談の金額となると話は別です。
示談内容が妥当なのかを手っ取り早く知るには、弁護士からアドバイスを受けるという方法もあります。自分でネットなどで調べるよりも正確な情報が手に入りやすく安全です。
今は無料相談をする弁護士も増えていますし、弁護士特約に加入していれば、弁護士への相談費用は保険会社が負担してくれます。
とはいっても、そもそも弁護士のところに行くことが面倒ですし、どんな個性的な弁護士がでてくるか分かりません。できればネット上の情報だけで相場がわかればありがたいという気持ちもわかります。
そもそも、交通事故の被害といっても千差万別です。
妥当な被害額なのか、弁護士でも悩むケース、裁判官によって判断が分かれるような難しいケースもあります。
例えば、そもそも過失割合について争いがある場合や、後遺障害が絡むような場合、症状が後から出たような場合などです。
被害者が主婦(あるいは主夫)や自営業者の場合、休業損害額について争いが発生します。
したがって、そういった判断が難しいケースについては、弁護士などの専門家に相談をすべきだと思います。
しかし、すべてのケースについて、弁護士に聞かないと分からないということはありません。
比較的判断が簡単なケースもあります。
サラリーマンがむち打ちで通院し、数カ月以内に完治し、後遺症が残らないような場合です。
そういったケースについては、いくつかの原則を知っておけば自力で判断できるようになります。
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