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高次脳機能障害では点状出血や出血痕を確認する

1.CTでは見つかりにくい神経の断裂

高次脳機能障害では、脳内の神経線維が広範囲に断裂することがあります。びまん性軸索損傷です。しかし、神経の断裂の画像所見は得にくいです。CTは脳内の出血をとらえるのは得意ですが、神経線維には血液が通っていないからです。

だだ、びまん性の軸索損傷が起こると、脳内出血が起こり、脳の中の空洞部分である脳室に漏れ出すこともあります。脳室に漏れた出血はCTでも白く写りますので比較的発見しやすいはずです。

で囲んだ部分は脳室

2.早期のMRI撮影ができなかったらT2スターを

外力で脳がゆがむと、脳内の神経線維が断裂するとともに、脳内の毛細血管が壊れ、脳内で点状に出血することがあります。そういった点状の出血は、事故後、早期にMRIを撮影しておくことで発見しやすくなります。

点状出血は早ければ受傷から1週間といった短期間で脳内に吸収されてしまいますそのため、早期にMRIで撮影することが望ましいです。

もっとも、早期にMRI撮影ができなかったとしても、MRIのT2スターを利用すれば、後日、出血痕を発見できる場合があります。T2スターでは、微小な出血の痕が黒い点状に写ります。 

3.点状出血発生箇所

交通事故で特に点状出血が生じやすい箇所は「皮質下白質、脳梁、基底核部、脳幹などと言われています。 

脳梁

もっとも頻度が多いのが脳梁です。脳梁がどこなのかわかりますか? 右脳、左脳という言葉があるように、大脳は右半球と左半球に分かれていますが、左右の大脳半球は脳梁という神経線維の太い束でつながっています。 脳が外力でゆがむと右脳半球と左脳半球がずれますから、左右をつなぐ脳梁も断裂し、点状に出血するのです。 

基底核部、脳幹

基底核部と脳幹も、脳にゆがむ力がかかるとダメージを受けやすいのです。位置は下記図のとおりです。早期であれば、脳室内の脳脊髄液中に漏出した出血が確認できることがあります。

皮質下白質

脳の皮質(表面部)の下に「白質」があります。脳にゆがむ力がかかると皮質下の「白質」が引きちぎられ、出血することがあります。したがって、ここに出血痕がみられるということは、脳にゆがむ力がかかり、びまん性軸索損傷が発生した可能性が高いと考えることができます。

こちらも早期であれば、くも膜下腔内に漏出した出血が確認できる場合があります。

こちらの記事についてもご覧ください。

示談交渉や訴訟になった場合の流れについては以下を参照ください。

 

 

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