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自動車の側面に衝突したバイクの速度の求め方

自動車の側面にバイクが衝突・・・バイクの速度は?

この記事では、交差点内でバイクが自動車の側面に衝突したというタイプの交通事故を考えます。

衝突時のバイクの速度が争われるあります。

バイクに速度超過があったような場合には、バイクの過失が増えますし、バイクが明らかに減速しているような場合には、バイクの過失が減少する可能性が出てきますので、バイクの過失割合を決めるにあたって、衝突時のバイクの速度を知る必要が出てくる場合があるのです。

バイクの速度を大まかに推定する

一番簡単な方法は、バイクのライダーに話を聞くことです。もっとも、こういった事故では、ライダーが死亡してしまったり、重傷を負うなどして話を聞けない場合も往々にしてあります。また、事故の衝撃でライダーの事故直前の記憶が消失していることもあります。

こういう場合にありがちなのが、ライダーが証言できないのをいいことに、自動車の運転者が意識的に、あるいは無意識に自分の責任を軽くするために、一方的な弁解をすることです。

例えば、「自分は交差点に入る際に左右を確認した。それでもバイクを確認できなかったということはバイクが大幅なスピード違反をしていたからだ。制限時速を20km/h以上は超過していたと思う。」などと弁解をするのです。

制限速度が60km/hであるなら、20km/h以上の速度超過は80km/h以上の速度での走行を意味します。

バイクが時速80km/h以上で走行していたのかについて、大まかに検証する方法があります。時速80km/h衝突した衝撃は、何メートルの高さから落下させた衝撃に相当するのかと置き換えるのです。

時速80km/hで衝突した衝撃がどれほどのものであるのか、なかなか体感できません。しかし、何メートルの高さから落下したときの衝撃とか、ビルの何階から落ちた時の衝撃については、どの程度の大きさになるか、比較的想像しやすいのです。

下の表を見てください。牧野隆編著「図解交通資料集第4版」立花書房74ページの記述を基に作成した図です。

この表によると、時速80km/hでぶつかった時の衝撃は、25mの高さから落下した衝撃と等しいわけです。ビルの1階分の高さを約3メートルと考えると、8階建ての建物の屋上からバイクを落として激突させた場合の衝撃に相当します。

したがって、バイクの前輪が自動車の側面にこんな衝撃で衝突していたら、バイクの前輪は著しくつぶれているはずだと容易に想像できるはずです。

バイクの前輪がそれほど変形していなかったとするならば、自動車のドライバーがいう「バイクに20km/h以上の速度超過があったはず」という弁解は誤りだと判断できるわけです。

余談ですが、免許更新時に警察署や運転免許センターでもらえる冊子にも、この速度を高さに換算する方法についての記載がありました。運転免許センターも交通事故の恐ろしさを効果的に伝えるために、様々な工夫をしているのですね。 

速度を高さに換算して考える方法については、以下のリンクでもう少し詳しく説明しているので、参考にしてください。 

前輪とフロントフォークの変形を見る

もうすこし細かく見ていきましょう。

自動車の側面にバイクの前輪が衝突すると、フロントフォークが後方へ曲がり、前輪がエンジン部に接触します。エンジンは前輪よりも固いので、エンジンに強く押し付けられると前輪は変形を始めます。

具体的にどの程度フロントフォークや前輪が変形していれば速度がどの程度と推定できるのかについては、文献によって表現が異なります。

比較的新しく出版された文献ではホイールベース(=前輪中心軸から後輪中心軸までの距離、軸距ともいう)の短縮量を実験により得られた公式に当てはめることで速度を推定する方法を紹介しているものが多いです(例として「牧野隆編著 捜査官のための交通事故解析【第3版】174頁以下」、「山崎俊一著 交通事故解析の基礎と応用 118頁」)。

公式を使った方法では、比較的細かく速度を出すことができます。

ここでは、公式を使った説明のかわりに、ヴィジュアル的で理解しやすい説明を紹介します(江守一郎 昭和60 実用自動車事故工学 186頁)。

衝突速度が約20km/hまでは、フロントフォークの変形は見られません。フロントフォークが変形しない以上は、前輪がエンジン部に接触することもないので、前輪の変形もありません。

衝突速度が約30km/hになると、フロントフォークが後ろに曲がり、前輪が後退します。

衝突速度が30km/h以上になると、前輪タイヤのリム(前輪のフレームのうちタイヤが組み込まれている部分)が変形します。

衝突速度が約50km/hになると、リムの直径が元のほぼ半分になるまで変形します。

「林洋著 実用自動車事故鑑定工学」の83ページ以下では、実際に衝突させ前輪を変形させたバイクの写真が複数パターン掲載されており、非常に参考になります。

バイクの側面に自動車が衝突したケースでのバイクの速度の推定方法については、下記の記事をご覧ください。

示談交渉や訴訟になった場合の流れについては以下を参照ください。

 

 

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