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自動車の破損・変形から衝突速度が分かる
その2

変形の大きさ(変形量)と衝突速度は比例する

下の図のように、固定した壁に自動車を衝突させると、壁との衝突の衝撃で自動車は変形します。

このとき、衝突した自動車の変形の大きさは、衝突時の速度に比例します。

したがって、衝突後の変形を見れば、衝突時の速度が推定できます。

逆に、衝突させる速度が決まっていれば、衝突後の自動車の変形の大きさをあらかじめ予想することもできるのです。

衝突した自動車の変形量と衝突速度の関係は、以下の通りとされています(佐藤武 編著 自動車交通事故とその調査 98頁)。

(塑性)変形量(m)=衝突速度(km/h)×0.0095

メートルではなく、センチメートルで表現すると、この関係式は以下の2つの式に書き換えることができます。

【式その1】   衝突速度から変形量を予想する場合

変形量(cm)=衝突速度(km/h)×0.95

 

【式その2】   変形量から衝突速度を推定する場合

衝突速度(km/h)=変形量(cm)×1.05

具体的に見ていきましょう

下の図を見てください。

衝突後に自動車の前面部が均一につぶれてAcm縮まっているとします。

この場合、衝突速度(km/h)は、A×1.05となります。

例えば、40cm縮まったとしたら、衝突速度は40×1.05=42km/hだったと推定できます。

では、下の図のように斜めにつぶれた場合はどうなるでしょう。

このような場合には、平均で何センチつぶれたのかを出します。

AとBの平均を変形量とすればいいのです。

そして、衝突速度(km/h)=変形量(cm)×1.05の関係式によって、衝突速度を推定します。

変形箇所が一部の場合は、以下の通り変形量を求めます。平均的な変形量を求めるという発想に立っているのは同じです。

そして、衝突速度(km/h)=変形量(cm)×1.05の関係式によって、衝突速度を推定します。

もう少し複雑なケースの場合でも、今まで説明したケースを組み合わせれば変形量を求めることができます。

変形量を求めたら、今までと同様に、衝突速度(km/h)=変形量(cm)×1.05の関係式を使って衝突速度を推定します。

本記事では、自動車が固定した壁に衝突した場合を想定しました。動いている自動車同士での追突事故の場合については、以下の記事をご覧ください。

示談交渉や訴訟になった場合の流れについては以下を参照ください。

 

 

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